体育会系NetworkEngineerの備忘録

ネットワーク機器(Cisco、Juniper、FortiGate、BIG-IPなど)の設定方法や検証レポートを紹介します。プライベートの内容も少しあります。

【FortiGate】SSL-VPN接続時の二要素認証

FortiGateでSSL-VPN接続時の二要素認証の設定方法をここに記載します。

二要素認証方式は代表的に下記4種類あります。
・FortiToken(基本ライセンスで2つ)
・Email
・SMS(1回送信ごとに課金)※プロバイダーに制限あり
・証明書

今回は費用をかけず一番容易な方法であるEmailでの二要素認証の方法を記載します。

SSL-VPN接続の設定は完了していることを前提とします。

①ユーザの登録
 ユーザ&デバイス>ユーザ>ユーザ定義
 「ローカルユーザ」を選択して「次へ」をクリック
f:id:fantasista7s:20161027194947j:plain
 ユーザ名・パスワードを入力して「次へ」をクリック
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 Emailアドレスを入力して「次へ」をクリック
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 「有効」にチェックを入れて「作成」をクリック
 ※ここで「二要素認証」にチェックを入れる必要はない
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②メールサーバの登録(CLIのみ)
 メールサーバの登録が必要になってきます。フリーメールでも可能です。 
 今回はGmailで試してみました。

# conf system email-server

# set reply-to "xxxxxxxx@gmail.com"

# set server "smtp.gmail.com"

# set port 465

# set authenticate enable

# set username "xxxxxxxx@gmail.com"

# set password ********

# set security smtps

# end

③ユーザの登録の修正(CLIのみ)

# conf user local

# edit TEST

# set two-factor email

# end

これ以降GUIでも設定が確認できます。

以上、FortiClientでSSL-VPN接続するとCodeを入力する欄が出力されます。

すぐに指定したメールアドレスにCodeが届くので入力すればSSL-VPN接続ができます。